普及メディア

  • 空間コードは,都市の持続的空間文脈を共有するためのコミュニケーションツールです。通常私たちは,空間コードを記述するために自然言語(人間が話す言葉)を用いています。簡単に言うと,日本語の文章で都市の「らしさ」を書き綴るということです。

    自然言語は,人間が感知する論理や情緒的価値を伝えるメディアとして優れています。一方,「らしさ」には,視界に収まらないスケールの大きな特徴,目前にあっても気づきにくいリズム,意識化されていない付き合いの作法など,言葉にしにくい面が多くあります。

    空間コードのそうした難しい面を補うために,中川運河空間コード研究では,「蘇る運河建築」と銘打つ写真アート作品の制作(C. メッツラー)を手がけました。これは,たんなる過去の景観の復原を超えて,中川運河の「らしさ」に対する人間の想像力の先に立ち現れる景観を,作家の感性を通じて描き出した作品です。空間コード分析を手がかりとして,作家が自らとらえた中川運河の「らしさ」を作品の中で再現したと言っても良いでしょう。

    都市コミュニケーション研究所では,これまでの経験を下敷きとして,自然言語の役割を補完する空間コードの視覚的メディアの開発に取り組んでいます。絵の力を借りることで,都市を流れる脈をすばやくキャッチし,未来の都市づくりに向けて想像力を働かせましょう。

    当面は、「空間コードから競争する中川運河-「らしさ」のある都市づくり(2016年)」で提案した中川運河の12の空間コードについて、リーフレット形式で視覚的メディアを制作・公開していきます。公開準備の整ったものから順次、本ページ上に掲載しますので、ぜひともご閲覧ください。これらの資料がこれからの中川運河づくりに関する議論の活性化、そして都市コミュニケーションの方法論深化のために役立つことを期待しています。



    発表資料へのリンク:B4連続体の美学(2022年10月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:A3人工の自然堤防(2021年12月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:B3鳥と風が運ぶ都市の緑(2020年9月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:B2インダストリアル空間(2020年2月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:B1運河を挟んで向き合う(2019年8月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:A1海に向かう都市の層(2018年12月刊行).pdf



    発表資料へのリンク:A2閘門式運河の水面(2018年3月刊行).pdf

切妻の連続


堀留倉庫


東支線北岸


道路側からの景観